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ホームエンジン基礎編



4ストローク(4サイクル)エンジンとは? その1


※タイミングベルトやバルブタイミングに関する詳しい説明(整備士3級〜2級レベル)をご希望の方は別の
サイトで私が執筆したページがございますのでそちらをご覧下さい。
掲載サイト:アイティメディア(モノイスト)
タイミングベルト、まだ使っているの?
「バルブタイミング=0°」とはどういう状態か?


4ストローク(サイクル)エンジン。


一体何がなのでしょうか?


4ストロークエンジンの吸気工程
4ストロークエンジンの吸気行程


この図をみてピンと来るかたはすでに4ストをご存知だと思いますが、

「なんじゃこりゃ?」

って思った方は次のページで行程ごとに詳しくご説明しますのでもうしばらく読み進んでくださいね。



最近、原付バイクの宣伝で

「4ストロークのクリーンなエンジン搭載!」

といった表現を耳にした事がありませんか?

4ストローク(サイクル)エンジンを略して


「4スト(フォースト)」


とも言います。


があるならがあるの? は? もあるのか?


という気がしますね。

極端に言えば、5の方がもっとクリーンなのか?

とか(笑)


この答えは

「2ストと4ストの2種類」

です。
(ディーゼルは除きますね〜)


さて本題に戻りますが、「4スト」の
って一体何なのでしょうか?


即答しますと、ただの数字の4です。

この言葉を解釈する上で重要なのは「スト(ストローク)」の部分です。


ストロークとは

「行程(こうてい)」

と約す事ができます。


つまり4ストは、

「4行程」

という意味なのです。


「行程?」


そうです。行程です。

行程とはピストン(+周辺部)の動きの事です。


ピストンが往復運動をしているという事は非常に有名ですが、その運動の回数
と爆発の回数とを表した物が4ストローク(4サイクル)という言葉なのです。

もっと具体的に言いますと、


「ピストンが4回動く(行動する)と1回爆発する」


という事です。

ここで注意していただきたいのは、


「ピストンが4往復すると1回爆発する」

ではありません!


ピストンが上下に動くとしたら、

・ピストンが下から上に動くと1回(1ストローク)

・ピストンが上から下に動くと1回(1ストローク)


という事です。

つまり1往復すると「2回(2ストローク)」と数えます。
(う〜んややこしい)



たまにですが、

「4気筒エンジン
(ピストンが4つあるエンジン)
※直4とか直列4気筒、V型4気筒など多数の呼び方があります。

の事を

「4ストロークエンジン」

と勘違いしている方がいらっしゃいますが、全然違う意味です。
⇒実際に4気筒あれば99%以上の確率で4ストロークエンジンですが(汗)

確かに「4」という数字を使っているので勘違いしてしまう気持ちは分かりますが、
これを機に覚えておきましょうね。



さて4ストの半分である2ストとは一体何なのでしょうか?

これも考え方は同じで、ピストンが2ストローク(1往復)で1回爆発するエンジンです。

単純計算すれば、4ストロークエンジンの2倍爆発します。
つまりめちゃめちゃ速いです。


そのかわり、ガソリンが燃えきる前に次々に新しいガソリンが注ぎ込まれて爆発
を繰り返しますので、燃費が非常に悪いです。
さらにいえば、未燃焼ガスが大量に発生し、排気ガスが非常に汚いです。

これらが主な理由で、これから先販売されるバイクやクルマには搭載されません。

乗る事だけを考えれば非常に刺激的で楽しいエンジンなのですが、時代の流れで
消滅してしまうエンジンと言えます。

この2ストエンジンは、基本的にはバイクに搭載されています。
(車もありますよ)
有名な所ですと、NSRとかTZRなどです。
(知らない人ごめんなさい)
ちなみに下の写真は私の愛機である「NSR80R」です。

2ストエンジン例(NSR80)
レースに使用されるバイクに2ストは多いです。(激減中ですが…)


もっと身近な所でいえば、ちょっと前の原付スクーターは全て2ストでしたね。

「バイ〜ン」

という軽い音がするやつです。

しかしクルマでも昔の「ジムニー」というクルマに搭載されています。
今でも街で見かける事がありますね。

バイクのような甲高い音を立てながら走っていく車。
高確率でジムニーです(笑)

個人的には大好きなエンジンなのですが、時代の流れには逆らえません。
環境を重んじる今は、確実にガソリンを燃やしきる4ストロークエンジンが基本となるのです。


4ストロークエンジンの4つの行程に関しては、次のページでイラスト付きでしっかりとご説明していきますね。

また、まだ詳しく説明していない

「バルブ」
「カムシャフト」

といった部品も絡んできます。
(部品名をご存じない方ごめんなさい)
これらの部品は、引き続きメインテーマとして取り上げていきます。


このページは次のページのための予習といった所でしょうか。
いきなり4行程を説明しても訳が分かりませんので、根本的なお話しを今回は重点的に
させていただきました。


ちょっとだけ4行程をお話しちゃいますと、

1.吸気(吸入)

2.圧縮

3.燃焼(爆発)

4.排気(排出)


上記の4つが4ストロークの行程の種類です。

これらの4行程について次のページでしっかりとご説明していきますね♪




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